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松戸市が保育施設の不正受給を発表、総額300万円超を返還へ

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千葉県松戸市は2025年4月4日、市内の保育施設を運営する社会福祉法人「菊光会」による運営費および補助金の不正受給について、過去にさかのぼった調査結果を公表しました。

対象期間は2019年4月から2021年3月までで、不正受給額は合計3,025,974円に上りました。

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不正が確認された施設は4カ所

調査の対象となったのは、同法人が運営する以下の4施設です。

  • 松戸ミドリ保育園(仲井町)
  • 耀きの森幼児舎(紙敷)
  • ピッコリーノ保育園(上本郷)
  • 保育園おとぎの城(旧コモレビ・ナーサリー、東松戸)

施設の種類は認可保育園、幼保連携型認定こども園、小規模保育事業所と多岐にわたり、保育の現場全体に影響する問題として受け止められています。

不正内容と返還金の内訳

不正の具体的な内容は以下の通りです。

  1. 職員に支給すべき加算金や補助金を支払わず、法人内に留保
  2. 病気で休職中の保育士を職員として申告し、過大な運営費を受給

この結果、令和元年度と令和2年度の2年間で合計2,277,250円の返還および加算金が発生。また、別途追給金20,250円も支払われることとなりました。

市と法人の対応、再発防止策も明記

調査は国・千葉県の指示に基づいて行われ、市からの資料提出依頼や法人側の認識確認などを経て、令和7年1月に不正受給が正式に認められました。

再発防止策として、法人側は会計データの入力を複数人で確認する体制を整備し、給与計算を外部委託することで透明性を高めています。

一方、市も職員への給与支給に関しては本人確認と署名を徹底させ、支給内容の見える化を進めているとしています。

複数年にわたる不正受給が発覚したことは非常に残念ですが、それをきちんと調査し公表した点は評価されるべきでしょう。

再発防止策の徹底がどこまで機能するかが、今後の信頼回復の鍵となりそうです。市民や保護者が安心して保育を任せられる環境づくりが、これからの課題です。

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