松戸市矢切地区の「春キャベツ」が最盛期、矢切ねぎを支える伝統の輪作で年間7000ケース出荷

矢切地区の安川農園で春キャベツ「矢切キャベツ」の収穫が本格化しています。
矢切ねぎで知られる同地区ですが、その美味しさの裏には春キャベツとの輪作という伝統の農法がありました。
※写真はイメージです。
矢切ねぎの美味しさを支える輪作
矢切地区の農業の最大の特徴は、ネギとキャベツを交互に栽培する「輪作」。
農家歴約30年の安川浩市さんは「同じ場所で同じものを作り続ける連作は、土の栄養が偏って、作物が健康に育たなくなってしまいます。
そのため、ネギの裏作でキャベツを作るなど、いろんな野菜を作ることで畑がいい塩梅になります」と語ります。
全国に知られる「矢切ねぎ」の美味しさは、このキャベツ栽培によって整えられた健やかな土壌環境があってこそ。矢切キャベツは、年間7000ケースを出荷する、松戸を代表するもう一つの主役です。
「青春」から「初恋」へリレーする2品種
安川農園では、5月20日頃を境に、食感の異なる2つの品種をリレー形式で出荷。
「青春」から「初恋」へ。時期によって変化する個性豊かな味わいが楽しめます。
安川さんのおすすめは、何と言っても生のまま「千切り」で食べる方法です。「まずはシンプルにサラダで。塩昆布と和えたり、ごま油をかけたりするだけで、キャベツの甘みが引き立ちます。いくらでも食べられますよ」とのことです。
100年以上続く安川農園
松戸市矢切地区で100年以上続く安川農園の3代目である安川浩市さんは、伝統の輪作を守りながら、現代の気候に合わせた柔軟な農業を実践。
また、ネットショップやSNSを活用して収穫したての野菜を直接届けるなど、松戸の農産物の魅力を精力的に発信しています。
矢切ねぎの陰の立役者として、土を豊かに保ち続けてきた矢切キャベツ。その知恵と工夫は、地域の農業を持続可能にする大切な技術といえるでしょう。今が旬の春キャベツで、矢切の農業の奥深さを味わってみてはいかがでしょうか。









