常盤平中央病院が五香西に移転拡張、54床から199床へ大幅増床、2026年10月開院予定
松戸市五香西で進んでいる病院建設工事の詳細が判明しました。
医療法人ときわ会が運営する常盤平中央病院が現在地から移転し、約4倍の規模となる199床の新病院として生まれ変わる計画です。
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高齢化社会への対応を目指す大規模移転計画
現在常盤平6丁目にある常盤平中央病院は、54床の療養病床を持つ医療機関として運営されています。
しかし、松戸市の高齢化の進行、自宅で最期を迎えたいという患者ニーズの高まり、訪問診療患者の急変時受け入れなどの課題に対応するため、大規模な移転拡張を計画しました。
アクセス 松戸市五香西病院(仮称)
場所はこちら。松戸市五香西5-16付近になります。
移転先は松戸市五香西5丁目11番1号で、五香駅から比較的近い立地となります。建設工事は既に開始されており、2026年10月の開院を目指しています。
現在の約4倍となる199床で療養医療を充実
新病院の最大の特徴は病床数の大幅な拡張です。現在の54床から199床へと145床の増床となり、すべて慢性期医療を担う療養病床として整備されます。
病院概要
- 移転前:常盤平6-1-8(54床)
- 移転後:五香西5-11-1(199床)
- 病床機能:療養病床(慢性期医療)
- 供用開始:2025年6月予定(後に2026年10月に変更)
地域医療構想での位置づけ
千葉県の地域医療構想調整会議で示された資料によると、常盤平中央病院の移転拡張は東葛北部保健医療圏での療養病床需要に対応するものとして位置づけられています。
現在の常盤平中央病院は稼働率95%以上と高稼働で運営されており、近隣の急性期病院からの転院依頼に対応することが困難な状況が続いています。
増床により、急性期病院からの患者受け入れだけでなく、在宅診療を受けている患者の入院にも対応できるようになるとしています。
医療連携システムの強化も計画
新病院では、地域の医療機関や施設と迅速な患者の受け渡しを行うため、入退院支援システムの導入も検討されています。
これにより、他の医療機関や施設との間で患者情報をシステム上でやり取りし、医療連携職員の業務負担軽減を図る予定です。
東葛北部医療圏での役割
東葛北部保健医療圏では、急性期治療を終えた患者が療養を続ける後方支援病床の需要が高まっています。
新しい常盤平中央病院は、この地域の療養医療ニーズに応える重要な役割を担うことになります。
また、在宅医療を支援する病院として、訪問診療患者の急変時の受け入れ先としても機能し、地域の在宅医療体制の強化に貢献する予定です。
建設工事の現状
現在、五香西5丁目の建設現場では工事が進行中です。2023年時点での供用開始予定は2025年6月でしたが、その後2026年10月に変更されています。
工事の進捗により完成時期に変更が生じる可能性もありますが、地域医療の充実に向けた重要なプロジェクトとして注目されています。
新病院の完成により、松戸市内の療養病床が大幅に増加し、高齢化が進む地域住民にとって安心できる医療提供体制の構築が期待されています。
松戸市五香西病院(仮称) 店舗情報
- ホームページ
- Twitterアカウント:
- Instagramアカウント:
- 住所:千葉県松戸市五香西5-11-1付近
- TEL:
- 営業時間:
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