【無料】アンパンマンの作者やなせたかしのミニ展示が東松戸のひがまつテラスで開催中!初期アンパンマンも見られます
アンパンマンでおなじみのやなせたかしさんと、デザイナー大橋正さんにスポットを当てたミニ展示が、東松戸のひがまつテラスで開催されています。
貴重な初期作品や資料が無料で見られる貴重な機会です。
展示概要
- 日程:2025年8月19日(火)~8月31日(日)
- 時間:9時30分~19時(土日祝は17時まで)
- 場所:ひがまつテラス 東松戸地域館(図書館)1階
やなせたかしと松戸の意外な関係
やなせたかし(1919-2013)は、1937年に東京高等工芸学校の工芸図案科に入学しました。
この学校は現在の東京都港区にありましたが、東京大空襲で校舎が全焼。戦後、松戸市岩瀬に移転したという歴史的なつながりがあります。
そのため松戸市では、この学校の資料や関係者の作品を収集・公開してきており、今回の展示もその一環として開催されています。
見どころ満載の展示内容
1. 学生時代のやなせたかし
やなせさんが在学していた当時の東京高等工芸学校について、所蔵資料を写真パネルで紹介。やなせさんの著作によると、この学校での学生生活は充実しており、後の創作活動に大きな影響を与えたとされています。
2. 卒業後の仕事と初期作品
高等工芸卒業後、従軍を経て高知新聞や日本橋三越に勤務し、その後フリーランス漫画家となったやなせさん。三越勤務時代や、漫画家として出発した初期の貴重な書籍等を展示しています。
注目の展示作品:
『名犬BON』(1959年):セリフなしの四コマ漫画集で、やなせさんの愛犬「ボン」が主人公のユーモラスな作品
『ふしぎな絵本 十二の真珠』(1970年):6話目に初期のアンパンマンが登場!現在とは異なり人間に近い姿で、最後は未確認飛行物体として射撃されてしまう衝撃的な展開
3. 先輩デザイナー大橋正の作品
大橋正さんはやなせさんの3学年先輩で、戦後の明治製菓やキッコーマンの宣伝広告を手がけたフリーランスのグラフィックデザイナー。やなせさんも印象深い同窓として名前を挙げています。
展示されている《明治ミルクチョコレート》ポスター(1952年)は、当時のデザインの水準の高さを物語る貴重な作品です。
特別な思い出も
興味深いのは、やなせさんが2002年に松戸市立博物館で開催された「大橋正展」の講演に登壇し、大橋さんの思い出について語ったエピソード。
その時の写真もパネル展示されています。
展示は8月31日までの期間限定。アンパンマンファンはもちろん、デザインや漫画の歴史に興味がある方、松戸の文化的な背景を知りたい方にもおすすめの展示です。
貴重な初期アンパンマンの姿を見られる機会は滅多にありません。無料で楽しめるこの機会をお見逃しなく!
アクセス ひがまつテラス
場所はこちら。
ひがまつテラス 施設情報
- ひがまつテラス ホームページ
- 住所:千葉県松戸市東松戸2-14-1
