3/21(水・祝)をもって伊勢丹松戸店が閉店、43年の歴史に幕、セレモニーには大勢の人が
本日、3月21日(水・木)伊勢丹松戸店が閉店しました。
アクセス 伊勢丹松戸店
場所はこちら。
閉店1時間前に行ってみました
午後7時に完全閉店という事で、約1時間前に行ってみました。
中に入ると、ビックリするような人だかり。
多くの人が最後の買い物をしていました。店員さんの中には目を赤くして、涙をこらえて、お客さん一人ひとりに声をかけている方がいらっしゃいました。
エスカレーターで一番上まで行って、順番に巡って行きました。
個人的に思い出に残っているのが、やっぱり催し物会場での北海道物産展。
そしてジュンク堂書店でした。
ジュンク堂書店さんでは一番長く、じっくりと周りました。
そもそも閉店する理由は売上が年々低下している事にあります。伊勢丹だけでなく、柏のそごう、船橋の西武など、百貨店というスタイルが、ネットショッピングや、郊外のショッピングモールといった新しいスタイルに押されてしまったという点があるかと思われます。
そこには時代の流れという、逆らえない部分があるのかもしれません。
しかし、その流れの中で、ジュンク堂書店という大きな書店まで一緒に閉店してしまうのは個人的に非常に残念です。
書店もまた、百貨店同様に、ネットショッピングに押される形で、全国的に年々店舗数を減らし、存続が危ぶまれていますが、実店舗にはネットショッピングにはない、偶然目を止めて、手に取る、新しい「知」との出会いと感動があると思います。
これだけの数の新書を手に取る事ができる書店は、もうそう多くはありません。
読書とは、知と教育の根幹。書店が減る事で、その機会もまた減ってしまうのではないかと危惧すると共に、悲しい気持ちになってしまいました。
外ではセレモニーを待つ多くの人が
閉店は午後7時でしたが、セレモニーは午後7時3o分ごろを予定という事で、お店の前には7時前くらいから、このように多くの人がセレモニーを待っていました。
セレモニーが始まる直前には、入口前の広場は人で一杯になっていました。
多くの人の「ありがとう」という声。
43年という歴史は、お客さん一人ひとりにとって、人生の一部であり、思い出だったのだと改めて感じました。
偶然となりにいた方が、お連れの方に言っていました。
「こんなにファンがいて、今日みたいにお客さんが通っていたら閉店しないで済んだのにね。」
まったくもってその通りだと思いました。店員さんも、この賑わいを複雑な思いで見ていたのかもしれません。
ともあれ、今日、伊勢丹松戸店は閉店しました。
今まで本当にお疲れ様でした。